今週もお疲れ様!心が躍る踊る!

毎日投稿できたらいいな!質より量派!

介護業界とドラえもんの道具についての私見。あくまで私見ですよ!

私は結果的に、これまでに様々な業界を渡り歩いたこととなった。病院の事務職からまさかの人事異動で介護業界へ異動したことがある。介護業界にはこういったことがない限り足を踏み入れない業界だったと思うが、人とかかわることは大好きだったからこそ、貴重な経験かつ非常にやりがいをもって取り組むことができていた。経験に感謝である。

さて、タイトルのことだが、ドラえもんには様々な道具が登場するが、介護業界で働いていた時は、「ほんやくこんにゃく」の実現を望んでいた。理由は、介護業界には失語のある患者さんや、認知症が進み感情の表出が難しかったりする患者さんもみえるからだ。患者さんが不穏になったり、介護拒否が起きた際に、なぜなのかを表情やジェスチャーから汲み取ることができず、ごめんねわかってあげられなくて…と思うことがあった。本当にもどかしい。

だからこそ、ほんやくこんにゃくがあれば、もっと患者さんの望むケアができたのではないかと思う。ケア、例えば食事一つとっても奥深い。患者さんの食事が進んでいないとき、味の問題なのか、好き嫌いの問題なのか、食事自体が見えていないのか、補助の栄養剤を摂取していてお腹がまだすいていない…など様々な要因が考えられるのだが、その原因を本人から表出してもらうことは難しい。加えて時間に追われる介護の世界で、なかなか深く理由を聞くことも難しい(だからこそ僕はお風呂当番の時間を特に大切にしていました。患者さんと向き合う時間が長いし、お風呂ってリラックスできてちゃんと本音を話してくださることも多かったから)。もちろん道具に頼らずに、自分の人間力が向上したり、場数を踏んだり、患者さんと長くお付き合いさせていただければ、少しずつでも望むケアをしていけるはずなのだが、なかなか難しいこともある。

本当に現場で働く従事者の方々には頭が下がる、自分が経験したからこそ特に。