会計三悪と人生観

実はかつて営業マンだった私も、ひょんなことから経理職に転職することとなった。

会計業務は因果関係がはっきりしており、法則に則れば必ず貸方と借方が一致する。

さて、経理業界に携わる方は耳にしたこともあるであろう、会計三悪をご存じであろうか。

一つ目は、「会計を怠る＝（そもそも帳簿自体をつけない）」

二つ目は、「帳簿をつけてもそれを無視する（＝つけた記録を生かそうとしない状態）」

三つ目は、「会計帳簿に不自然な操作を加えて正確な会計を見せない」

これを知ったとき、私はふと自分を顧みてしまった。日々反省を怠ったり、反省しても改善しようとしなかったり、見栄を張りしょうもない嘘で自分を大きく見せていないか…などだ。

経理と同様、人生も自分の状態を常に客観的に見ることが大切なのだと思う。現実に起きたこと、例えば自分が思いやりのない言葉を発して相手を不快にさせてしまったにもかかわらず、それを幽霊のせいにしたりするなど、語弊があるかもしれないがスピリチュアルなどに逃げず、自分を客観視できる状態でありたいと思うようになった。

最後の最後には、ご縁や神様、ご先祖様のお導きもあることを私は信じている。しかし神頼みする前に、そこまで「やりきった」自分になることが大切だと思う。そこまでやって、最後は自然の流れに身を任せる。まずは自分のレールを曲げるくらいの覚悟と日々の積み重ねをしていかないといけない。やる気スイッチが入ったら一直線です。